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肌のアンチエイジングに本当に必要な3つのポイント

心機一転、春から化粧品やスキンケアの方法を見直そうと思われる方も多いと思います。スキンケアにかける時間やお金を減らしたいのかもしれませんし、今使っているもので効果出ないから替えてみたいのかもしれません。
アンチエイジングを意識する女性
ですが、化粧品を開発販売している立場の私は、健康な肌づくりやアンチエイジングの観点で考えると、そもそもスキンケアは必要最低限が最良の選択であり、紫外線と摩擦刺激を避けることに真剣に取り組んで欲しいと思っています。そこで、今回は「肌のアンチエイジングに本当に必要なこと」を掘り下げて考えてみます。

肌のアンチエイジングを叶える3つのポイント

◎紫外線を避ける・遮断すること
◎肌に刺激を与えないこと
◎内的ストレスを溜めないこと

色々、本当に色々な要素がある中で、一番大きく分けるともうこれに行き着きました。始めに言ってしまうと、化粧品・スキンケアでできることには限りがあるからです。

化粧品でケアできるのは、皮膚の最表面にある0.02mmの角質層まで。ティッシュ1枚が0.1mmくらいですから、その5分の1ほどの薄さですよ。
角質層

もちろん、化粧品を使ってこの角質層を健康に保つことで、シミ・シワを予防したり、ある程度改善したりすることはできます。※たるみは角質層の問題ではなく脂肪と表情筋の衰えによりますから、ここでは外しておきます。

しかし、どんなに一生懸命に化粧品を使っても、紫外線を不用意に浴びていたり、肌への摩擦が過剰だったり、ストレスと上手く付き合えていないとまったくの水の泡。化粧品で与えられる影響(メリット)より、先に挙げた3つのポイントが与える影響(デメリット)の方が実ははるかに大きいのです。

紫外線・摩擦・ストレスが肌に影響する理由

その1:肌への紫外線問題

みなさんご存じだとは思いますが、紫外線を長年浴び続けることでシミ、シワ、たるみなどを引き起こすことを「光老化」といい、肌老化の8割は光老化によるものだと言われています。顔と比較して、太ももの内側やお尻などの紫外線を避けてきた部分は若い人の肌も歳を重ねた人の肌もそう変わらない状態です。紫外線がどんなに肌にダメージを与えているかがわかりますよね。
紫外線
紫外線の本当の怖さは、すぐにシミが濃くなったり日焼けすることではなく、徐々に蓄積されてそろりそろりとお肌自体が錆びて朽ちていくようなきわめてゆっくりした変化にあります。だから「まあ、これくらい大丈夫か」とちょっとした油断の積み重ねが、長い目で見ると確実な肌老化につながっているのです。

顔はファンデーションを塗っているため、例えSPFが明記されていないものでも多少紫外線を防いでくれています。むき出しになりやすい首、デコルテ、手の甲は、ストールやアームカバーで物理的に紫外線を遮断したり、日焼け止めを塗りましょう。日傘や帽子、サングラスも日常的に使って下さい。

ファンデーションもできればPAやSPFが明記されているものが良いですね。流れるような汗をかく時やプールや海水浴など、ファンデーションが落ちやすい場面には日焼け止めクリームを化粧下地に適宜使用してほしいですが、365日下地に塗る必要はありません。あとで述べますが、強い洗浄力のもので落とさないといけなくなったり、あるいは落としきれていなかったり、ゴシゴシ洗い(摩擦)になると、肌への刺激に繋がってしまうので逆に肌には良くありません。

まず、紫外線を不用意に浴びないことは、何より意識して欲しいポイントです。

その2:肌への刺激問題

・化粧品成分による刺激
・刺激のあるスキンケア方法

これを繰り返すことはまさに肌老化の促進行為です。

肌のバリア機能を破壊するような成分が入っている化粧品を常用するのは、何年もにわたって蓄積されると肌へのダメージは計り知れません。

刺激のあるスキンケア

特に多くのクレンジング料には、洗浄力を持たせるために合成界面活性剤が使われていますが、この合成界面活性剤は肌バリアをゆるめてしまいます。クレンジングを洗い流して、濡れている状態の肌は無防備な一番弱い状態の時。そこに、同じく合成界面活性剤で洗浄力を持たせた洗顔料を使うと、肌はますますバリア機能を失い、刺激に弱い肌を自分の手で作り上げることになるのです。

また、皮膚を一旦破壊して細胞を賦活化する美容医療(ケミカルピーリングやレーザー、ダーマローラーなど)も、その時は一旦綺麗な皮膚が出来上がるかもしれませんが、それを繰り返すのは何十年後かの肌を考えると賢い選択ではありません。

刺激を与えて破壊された組織は再生されます。すり傷ができるとかさぶたができて、また元のような皮膚が再生されるイメージですね。真皮層まで及ばないような肌表面の軽微な刺激(ダメージ)なら、傷が残ることなく、その時は一旦確かにきれいな皮膚が再生されるのです。

しかしその再生には回数限度(遺伝プログラム老化説)があり、加えて、刺激ダメージで遺伝子が疲弊して、再生エラーが蓄積すること(エラー蓄積老化説)で、最終的には再生機能が働かなくなり老化を早めてしまいます。※老化説については、また別にで改めてまとめたいと思っています。

肌をゴシゴシこすりながら洗顔するのも、スキンケアをするときの度重なる肌への摩擦も、一回一回のダメージは大したことがなくても確実に蓄積されていますので、肌へ触れ方も常に意識してください。

その3:肌へ影響する内的ストレス問題

内的ストレスとは、疲労や食生活の乱れ、睡眠不足などの不規則な生活、人間関係などの精神的ストレスを言います。ストレスが肌に与える影響は複雑ですが、主な影響はこの3つ。

・活性酸素の大量発生
・血流障害
・ホルモンバランスの乱れ

余談になりますが、「ストレッサー」というワードをご存じですか?同じ事柄が起こったときに、その刺激が個人の能力を超えており、対処できないと判断してストレス反応が出た場合にストレッサーとなります。つまり、同じ事柄であってもストレッサーとなるかどうかは個人の資質に依存するのです。これは脳の扁桃体の感受性によって個人差があるそうで、乳幼児期から思春期にかけての経験が大きく影響すると考えられています。こんなことを考えるのも私にとっては楽しいですが、こんなこと考えながら生きていく方がよっぽどストレスだわ!と言う方は、一切忘れてください(笑)まあ、ストレスに強い、弱いという個人差も美容健康に大きく関係するということですね。
ストレスを抱える女性

細胞を酸化させて老化を加速させるとされる活性酸素は、紫外線を浴びることでも発生しますが、人間関係などの内的ストレスでも大量の活性酸素を発生させます。また、ストレスを感じると自律神経が乱れ、交感神経が優位になりことで血管が収縮して血流が悪くなります。※眠れなくなるのも交換神経が優位になり興奮状態になるからですね。

当然、新陳代謝に必要な栄養や酸素が身体を巡りづらくなるので、肌への影響も明らかです。こんな時にはサプリや化粧品で栄養補給するより、ストレスを発散、解放することが一番効果的。ただし、プラシーボ効果(思い込み効果)もあるので、これを飲む、塗ることで良くなるんだと信じて行うことで、例えそれがただの水でも多少調子が良くなることもあります。人間の身体は不思議ですね!

活性酸素
ホルモンバランスもよく言われることですが、深く理解されていない方も多いかもしれません。ホルモンの中でも特にストレスと関わりが深いのがストレスホルモンとも呼ばれる「コルチゾール」です。ストレス状態が慢性化すると、それに対応するために副腎皮質でコルチゾールが過剰に分泌され、血糖値の上昇、免疫力の低下などが起こります。免疫力が下がると外からの刺激にも弱くなってしまうので、肌老化が促進されてしまいます。また、ストレスによって男性ホルモンも分泌されるため、皮脂分泌が過剰になり、毛穴のつまりや大人ニキビなどの肌トラブルの原因ともなります。

そもそものストレス耐性に個人差はありますが、規則正しい生活を基本に、自分なりのリフレッシュできる趣味や時間を持って上手くストレスと付き合いたいものです。

スキンケアは必要最低限が最良の選択

毎日のスキンケアは、

『肌に負担の少ない洗顔料で優しく洗い、
肌に必要なだけの水分と油分の補給を
低刺激に端的に済ませること』

長い目で見た時には肌を若々しく健康に保つための秘訣になります。

石けん洗顔
肌に負担の少ない洗顔料とは、洗浄成分に石鹸素地(またはカリ石鹸素地)のみを使った洗顔料です。石鹸素地は合成界面活性剤と違い、水に触れると界面活性作用が失う性質があるので、肌に残留して刺激(肌バリアをゆるめる)を与えることがありません。

クレンジングは合成界面活性剤による刺激を避けられないので、使用しないでもらいたいです。ですから、クレンジングが必要ないファンデーション、メイクアイテムを選ぶところから始めてください。粉状のミネラルファンデーションなら、紫外線反射剤が主原料なのでSPF効果もあり、オイルフリーなので合成界面活性剤も使われていないので、刺激なく、紫外線を遮断することができ、私の中では今のところ一番賢い選択だと考えています。

ダブル洗顔を止めると肌本来の機能(水分や皮脂のバランスを保つ働き)が徐々に復活して、肌バリアも改善され、紫外線の影響を含むあらゆる刺激に強い肌になり、結果的に水分油分の補給もあれこれ塗らずとも端的に済ませられるようになります。肌への接触回数も減らせるので、摩擦刺激も減らせ、ますます良い循環が生まれます。

これが、スキンケアの本来の役割である「肌質を整える」ということ。

———————–
<一般的なケア:8回>
クレンジング→洗顔→化粧水→美容液→乳液→クリーム→化粧下地→ファンデーション

<見直し後:3~4回>
洗顔→保湿アイテム1~2種類→ミネラルファンデーション
————————

スキンケアを見直すには、

①ファンデーションを替える
②クレンジングをやめる
③石鹸素地の洗顔料で洗う
④肌の力がついたところで保湿アイテムを減らしていく

この順番をしっかり守るようにしましょう。

スキンケアはこのくらいにして、紫外線を防ぐこととストレスと上手く付き合うことに重きを置いた生活の方が、(化粧品会社は絶対にどこも言いませんが)肌のアンチエイジングのためにはよほど効果的なのです。情報に振り回されることなく、賢く健康美肌を手に入れましょう!

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