ファンデーションの種類と成分を大解剖!肌に優しいファンデーションの選び方 | 賢く健康美肌になる方法

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ファンデーションの種類と成分を大解剖!肌に優しいファンデーションの選び方

公開日: : 最終更新日:2017/10/02 ファンデーション, 化粧品の選び方 ,

3月は、春の新作ファンデーションが各社から続々と発売されるシーズンですね。普段、スキンケアは気をつけて選んでいても、ファンデーションの配合成分までチェックして選んでいる方は少ないのではないでしょうか?
ファンデーション成分

ファンデーションは化粧水や乳液と違って、パッケージに記載してある全成分表示を見ても見慣れない横文字ばかりでよく分からないというお声もよく聞きます。
そこで今回は、「肌に優しいファンデーションの選び方」についてまとめてみました。

ファンデーションには何が入っているの?

ファンデーションには、お肌に嬉しくない成分が沢山入っていることをご存じですか?ファンデーションを選ぶときに注意して欲しい7つの成分をご紹介します。
注意ストップ

(1)シリコンオイル

水を弾く性質が特徴でコーティング剤の役割をするため、化粧崩れを防ぐ目的で配合されます。〇〇コン、〇〇ポリマーなどの名称で表示されています。
肌に貼り付くと落ちにくいため、合成界面活性剤の入ったクレンジングで入念に落とす必要があり、乾燥を招き、またクレンジング時の摩擦による色素沈着も起きやすくなります。

(2)合成界面活性剤

本来混ざり合わない水と油を混ぜるために使われ、リキッドやクリームファンデーションにはほとんどの場合において配合されます。種類は1000種類以上あると言われ、表示名称もそれぞれ違います。配合量はクレンジングなどの洗浄料ほどではありませんが、ファンデーションは毎日のようにお肌に長時間のせているもの。外部刺激からお肌を守るバリア機能(皮脂膜と角質層)をじわじわとゆるめて溶かし出し、慢性的な肌荒れに始まり、気づけばお肌が乾燥し、敏感になる傾向にあります。

(3)紫外線吸収剤

肌表面で紫外線を吸収して留める働きをし、UV効果の高いものに配合されます。紫外線散乱剤(後に説明します)と違って透明であることからファンデーションの色味を左右しないために多用されます。化粧品に使われる紫外線吸収剤は30種類ほどあり、表示名称を見分けるのは難しいですが、ケミカル成分であるため、紫外線吸収剤不使用またはケミカルフリーと明記されたものを選ぶと良いでしょう。紫外線を吸収した際に化学反応で発生する熱(熱いと感じるほどではない)が刺激となり、炎症を起こす方もいます。

(4)ノンコーティング酸化チタン

天然鉱石を粉状に加工したもので、白色顔料や紫外線散乱剤として(コーティングの有無は別として)ほぼすべてのファンデーションに使用されます。酸化チタンには、光を受けると自分の周囲にある物質に活性酸素をまき散らす性質(光触媒作用)があり、肌の酸化が心配されます。粒子径が小さくなるほど酸化活性が増していくため、特にナノ粒子のものには表面をコーティングをするのが理想ですが、コーティングをしていない酸化チタンを使用しているものが現在多く流通しています。コーティングの種類もシリコンオイルではなく、ステアリン酸などのオイルやシリカなどの粉を用いているものがおすすめです。表示名称はコーティングの有無や種類に関係なく、酸化チタンとなります。

(5)合成色素

タール色素とも言われる、石油から合成される色素のこと。赤色○号、黄色○号などの名称で表示されます。合成色素のなかには発がん性や喘息、アレルギーなどの症状を引き起こす可能性が指摘されているものも存在し、その危険性から2001年までは表示指定成分(現在は、旧表示指定成分と呼ばれる)になっていました。(現在は表示指定成分に限らず、全成分の表示が義務化されている)タール色素の刺激で自覚がないほど軽微な炎症が慢性的に起こり、そこを守ろうとして集まったメラニン色素が代謝されず色素沈着にも繋がります。

(6)ナノ粒子

粒子径が100ナノメートル以下の無機物を指します。(1ナノメートルは10億分の1メートル)ファンデーションの成分は本来肌に浸透しなくても良いものなので、ナノ化する必要がないように思いますが、主成分であり白色顔料の酸化チタンはナノ化することで塗布しても白浮きが抑えられるため、10~40ナノメートルほどのナノ酸化チタンが多くのファンデーションに配合されています。40~60ナノメートルとされている皮膚細胞の隙間よりも小さいのです。健康な肌の人の場合、角質層より下に入っていくことは考えにくいですが、肌のキメやシワに入り込むと残留しやすいので注意が必要です。

(7)防腐剤

ルース(粉状)タイプには防腐剤を入れる必要がありませんが、水分や油分が多いリキッドやクリームなどには微生物の繁殖を防ぐために防腐剤が配合されます。プレストパウダータイプも油分は少なめですが、皮脂や皮膚のタンパク質が付いたパフでくり返し製品をこするので、製品が不衛生になりやすいことから防腐剤が使用されることがあります。代表的なものにパラベンが挙げられますが、刺激性が強いとして旧表示指定成分になっています。特に合成界面活性剤と防腐剤がセットで配合されていれば、防腐剤の浸透しやすい状態になるため、敏感肌の方は刺激を感じやすくなるほか、殺菌作用による皮膚の常在菌への影響(美肌菌も殺菌してしまう恐れ)も心配です。

ファンデーションの種類とメリットデメリット

気になる成分の配合傾向
タイプ別ファンデーションの種類

ルース(粉状)ファンデーション

ルースファンデーション
<特徴>
天然鉱石を粉状にしたもの(顔料)をブラシやパフでつける。ミネラルファンデーションもここに分類される。

<メリット>
シンプルな処方のものが多く、肌負担が少ない。クレンジングを使わなくても(洗顔料だけ)で落とせる。

<デメリット>
ナチュラルな薄づきでカバー力は弱い。崩れやすい。(乾燥肌の方は塗る前に美容オイルなどで油分中心の保湿を、脂性肌の方は塗る前に保湿性の高い化粧水をつかうことが、うまく塗り、崩れにくくするコツ!)

プレストパウダーファンデーション

プレストパウダーファンデーション
<特徴>
ルースファンデの主成分(顔料)の表面を油分や界面活性剤でコーティングして圧縮することで固形にしている。

<メリット>
使い方が簡単。持ち運びしやすく化粧直しも手軽にできる。

<デメリット>
平面的なのっぺりとした仕上がりになりがち。カバー力はリキッドに比べて劣る。

リキッド・クリームファンデーション

リキッドクリームファンデーション
<特徴>
リキッドは油分がプレストタイプの2~3倍となり、保湿成分等の水性成分が大半を占める。クリームも特徴は似ていて、リキッドよりさらに油分が多く、乾燥肌の方に好まれる。

<メリット>
ツヤのある仕上がりキープ力・カバー力はプレストパウダーに比べてかなり高い。肌荒れしていてもノリが良い。

<デメリット>
油性成分が主となり、肌への負担が大きい。ムラづき、厚化粧になりやすい。化粧直しには向かない。

肌に優しいファンデーションの選び方

配合成分のリスクから考えても、お肌にとって一番優しいのは、ミネラルファンデーションと呼ばれる、ルース(粉状)タイプのファンデーションです。
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本来なら「ミネラル成分100%」のものがミネラルファンデーションとなります。ミネラル成分とは天然鉱石を削って粉状に加工したもので、酸化チタンと酸化亜鉛が代表格。あとは、マイカ、シリカ、酸化鉄などが含まれます。しかし現実は、「ミネラル成分少量+添加物」でもミネラルファンデーションと謳えるため、プレストパウダーやリキッドタイプもミネラルファンデーションとして販売されているので注意しましょう。

フリー画像photoAC_2


ミネラルファンデーションと書かれていても安心せずに、
(1)ルース(粉状)タイプであること
(2)ミネラル成分100%でつくられていること
(3)ナノ粒子不使用でできれば酸化チタンにはコーティングを施していること
この3つを条件に吟味するようにしてください。

—————————

肌の調子が悪くなったときには、ついつい美容液やサプリメントなどに走りがちですが、思うような効果が出ていますか?

ファンデーションをお肌に優しいものに変えることでクレンジングが必要なくなり、肌本来の力がよみがえってきて、乾燥がやわらぎキメが生まれ、肌自体がきれいになってくるので、濃いメイクで隠す必要もなくなってきます。

これは残念ながら2日や3日で結果が出るものではありません。しかし、化粧品開発に携わっているエステティシャンの立場からすると、ひとつ美容液やサプリをプラスするより、ファンデーションの成分が肌に与える影響(マイナス要素)を取り除くことの方が健康なお肌に変わっていける近道だと強くお伝えしたいです。あなたもこの春、ファンデーションを見直してみませんか?

おすすめのミネラルファンデーションはこちら

ミネラル成分100%(ケミカルフリー)で、敏感肌の方でもい安心して使えるファンデーション。ナノ粒子不使用の上、酸化を防ぐため、粒子をヤシ油由来のステアリン酸でコーティングしています。もちろん、化粧下地やクレンジングも不要で簡単手軽!同シリーズの、天海のしずくオーガニック エッセンスと手のひらで混ぜ合わせると、美肌効果も期待できるミネラルリキッドファンデーションが簡単に出来上がります。粉状タイプのカバー力や乾燥が気になる方にもおすすめです。

ミネラルファンデーション
リキッドファンデーションの作り方 (1)
ミネラルリキッドファンデーション作り方

天海のしずくオーガニック ミネラルファンデーション
5g  3,456円(税込)
お試しサイズ 0.3g 324円(税込)

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