弱肌・敏感肌になってしまわないための正しい洗顔方法 | 賢く健康美肌になる方法

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弱肌・敏感肌になってしまわないための正しい洗顔方法

石けん洗顔

今年もジメジメする梅雨に入りました。この季節は気温も湿度も一緒に上昇するので、肌表面がベタベタして、つい毎日の洗顔を丁寧にしすぎてしまう方が多くなります。無意識のうちになっているので、その自覚がない方も多く、一生懸命お手入れしているのに良くならないという方の完全な落とし穴となっています。特に「肌がピリピリする」「敏感になってきた」と悩む方は、間違った洗顔が肌のバリア機能を壊す一番の要因になっていることを理解していただき、化粧品ジプシーになる前に、今一度、洗顔方法を見直してみてください。

ここをチェック☆こんな風に洗っていませんか?

・ダブル洗顔(クレンジング+洗顔料 or 洗顔料+洗顔料)していませんか?
・全成分に「石けん素地」の記載がない洗顔料を使っていませんか?
・高温(お風呂に入るときの40℃くらい)のお湯で洗っていませんか?
・洗顔料の泡を頬から広げていませんか?
・泡を顔にのせてから1分以上洗顔していませんか?
・毛穴の汚れが落ちないからと、顔をついゴシゴシこすっていませんか?
洗顔方法チェック

どれかひとつでも当てはまった方は、今日から洗顔方法を早速これからお伝えする方法に変えてみてください。

エステティシャンが考える【弱肌・敏感肌になってしまわないための正しい洗顔方法】

1. 手をあらう
汚れが残っていると泡立ちを悪くさせ、こすり過ぎや洗顔料の使いすぎで皮脂の奪い過ぎにつながってしまいます。手についた汚れは当然きれいに洗ってから洗顔にかかります。通常はぬるま湯で手を擦り合わせて洗うだけで十分ですが、場合によっては石けんで洗ってくださいね。

2. 30℃前後のぬるま湯で予洗いする
30℃というと感覚的にはほとんど水です。お湯の温度が上がるほど汚れを落とす力は増しますが、肌のバリア機能も弱まりやすくなります。ダメですね。水に近いぬるま湯でも、ある程度のメイクや酸化皮脂、ほこりなどの肌表面の汚れは十分落ちますので、洗顔料を顔にのせる前に優しくぬぐうように必ず洗ってください。洗顔料で洗う前の高温のお湯は逆効果ですからやめてくださいね。

3.全成分に「石けん素地(またはカリ石けん素地)」記載のある洗顔料をよく泡立てる
細かい泡をつくるようによく泡立てます。洗顔料を利き手と逆の方の手のひらにのせ、手のひらを少しくぼませてから利き手の指先3本で空気を含ませるようによく泡立てます。くぼませた手がボウルで、指先3本が泡立て器とイメージしてください。より肌が弱っているときには、泡立てる時に水を多く加えるようにします。難しい場合は泡立てネットを使ってもOKですが、しっかりと乾かした清潔なものを使いましょう。

4.いよいよ洗顔!泡はTゾーンからスタート
最初に泡をおくのは、皮脂が多く角質も厚いTゾーンです。最初の泡は一番洗浄力を持っているので、肌の弱いところは避けましょう。無意識にやっている場合は頬に最初におきがちですので、見直してみてください。泡を押し当てるようにして、泡の弾力を使って10秒から長くても20秒でTゾーン汚れを落としています。次にあごに移り、最後は頬→口元→目元に。泡を押すようにして馴染ませたら、指の腹を使ってくるくるしていっても構いませんが、あくまでもTゾーンをメインに。
私はエステの施術で洗顔をするときにも、自分の洗顔時にも人差し指は絶対使いません。人差し指は日常生活で一番使う指なので硬くなっているため、使うのは中指と薬指の2本。それぐらい洗顔時の肌はデリケートなのです。スキンケアを塗る時もなるべく中指と薬指を中心に使うことをおすすめします。

5.30℃前後のぬるま湯または水で洗い流す
最低20回はすすいで洗顔料がお肌に残らないようにしましょう。最初の予洗いは汚れを落とすことが目的でしたが、最後は物理的に洗い流すことが目的なので、水でも構いません。日中のテカリの気になる方は、すすぎのお湯の温度を低くすることで水分の蒸発が抑えられ、テカリの元となる過剰な皮脂分泌を軽減くすることが期待出来ます。

6.押さえつけるように拭き取る→3分以内に保湿
すすいだあとは、清潔なタオルでもちろんこすらないように押さえつけるようにして拭き取ります。洗顔後の肌はいくら水滴を拭き取っても、放っておくと水分が蒸発する時に角質層の水分が一緒に奪われて過乾燥を招きます。それからできるだけ早く(目安は3分以内)にスキンケアを塗るように心がけましょう。

また、肌が敏感になっていたり、洗顔時にピリピリ感がある方の中で夜の洗顔をお風呂でされている場合は、お風呂に入って最初に洗顔をするようにしてみてください。髪や身体を洗ったあと最後に洗顔をするのは、角質層が緩んでいるので汚れや老化角質はよく落ちますが、角質層が緩む=肌バリア機能が弱まっている状態なので、肌が敏感な時にはお風呂に入ってすぐの肌バリアが弱まる前に洗顔をするようにしましょう。

洗顔は肌のお手入れのなかで最も慎重に大切に行ってほしいケア。決して時間をかけるという意味ではありません。短時間で肌への摩擦をなるべくさけて行うこと、水分の蒸発を防ぐ保湿までのスピードが大事となります。

正しい洗顔方法

ここから先は、ちょっと専門的な話になりますので興味のある方だけどうぞ(。・ω・。)
顔をゴシゴシこすることは、毛穴や汗腺に炎症を起こす恐れがあります。炎症が起きると、肌の一番上の層(角質層)の細胞が増殖するスピードが速まって、細胞の中の核が残っている“未熟な細胞”ばかりが作られます。これを不完全角化と言います。
未熟な細胞は痩せていて、細胞の周囲を満たしている細胞間脂質をたっぷりと蓄えられず、角質層がスカスカの状態になります。スカスカの角質層は本来の機能である、肌の水分の蒸発を防いだり、外部刺激から肌を守ることができなくなるのに弱い肌になり敏感肌になっていきます。さらに刺激に弱くなるためメラニンも作られやすく、乾燥するためシワも作られやすくなります。シミやシワが気になってそれがストレスになってくると、さらに細胞間脂質が減少します。…恐ろしい悪循環ですよね。不完全角化を起こしている方はエステで施術をするためにお肌に触れると大体わかりますが、意外に多いのです。

これだけ世の中に美容情報や製品が氾濫していると、一体何をすれば良いのかわからなくなるのが正直なところ。。。でも、これだけは言えることは、自分の分泌する保湿成分や元々兼ね備えたバリア機能を超えるものはないと言うこと。そのメイドイン自分の成分や機能を最大限に働かせるためには、“洗顔”がカギを握っていると私は考えています。

塗ることだけに躍起になっていませんか?よく考えてみてください。
あなたが手に入れたいのは“きれいな肌”ですか?“きれいに見える肌”ですか?
塗ることで“きれいに見える肌”は手に入りますが、それは見せかけのきれいです。過剰に与えるから肌の機能は弱っていき、やがて化粧品や日々のお手入れだけでは追いつかなくなり、塗っても塗っても明らかな老化が浮き彫りになってきます。その明らかな老化の1歩手前が、敏感肌の状態なのです。生まれつきアトピー体質や特定の成分に対するアレルギーをお持ちの場合は別ですが、大人になってメイクやスキンケアを始めてから肌が弱くなった、敏感肌になったという方は要注意です。敏感肌は皮膚科学的に見れば病気がちな肌、不健康な肌と言わざるを得ません。か弱くて繊細なきれいな肌というイメージが先行しますが、敏感肌は決して嬉しくない異常事態だと認識を変えてくださいね。

自己流の洗顔をやめて悪循環を断ち切っても“本当にきれいな肌”を手に入れるまでには1ヶ月、半年、1年という長いスパンで考える必要があります。自分の肌が本当に大切なら肌の構造、摂理をよく理解して、様々な美容情報に振り回されないようにすることも大切です。自分の肌の力を信じてせめて半年、ちょっとがんばってみませんか?

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